🎬『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』感想 ★★★★
昨年から、私の中で急上昇しているジャンル、それはドキュメンタリー映画!
今作は、バレエの天才と称された一人の男に焦点を当てて
描かれています。
そして、奇才セルゲイ・ポルーニンの魂のダンスが下記のリンクから見れるので
まずは、その天才っぷりを体感してください!
素人にも分かる、彼のずば抜けた身体能力と表現力✨youtu.be
♢あらすじ(引用)
バレエ界きっての異端児といわれるダンサー、セルゲイ・ポルーニンを
追ったドキュメンタリー。
19歳の時、史上最年少で英国ロイヤル・バレエ団のプリンシバルとなった
ポルーニンは、その圧倒的な存在感と類まれな才能で
「ヌレエフの再来」と称されながら、わずか2年後に突如として
英国ロイヤル・バレエ団からの退団を発表。
そのニュースは世界中を駆けめぐり、彼にまつわる様々な噂が飛び交った。
その後、歌手ホージアのグラミー賞ノミネート曲「Take Me To Church」の
MV出演で、ポルーニンは再び大きく注目されることに。
写真家のデビッド・ラシャベルが監督をつとめてポルーニンが踊ったこのMVは
You Tubeで1700万回以上の再生数を記録し、
それまでバレエに関心がなかった人々にもその存在を知らしめた。
本人や家族、関係者のインタビューなどを通し、ポルーニンの本当の姿に迫る。
♢感想
小さい子どもに託された
あまりにも大きな希望
やがて希望は重圧となり天才を苦しめる
アマプラで鑑賞しましたが、実は劇場でも鑑賞したので2回目!
簡単に才能を捨ててしまっているように傍目からは見えるので
もったいないと言いたくなってしまうけど
舞台が華やかであればあるほど、影は色濃く闇は深く…
“子ども時代がなかった”
“怪我したいと願ってた”
“人生で初めて自由になったんだ”
彼の口から出る言葉の一つ一つに苦悩が滲み出ていて
普通でありたいという願いに胸を打たれました
“夢は全て叶えた”
と言い切る彼の唯一の願いは、普通の人生を歩むこと
バレエによって家族の愛を奪われ
そして、取り戻し
離れたくてもバレエを手離せない
彼がこれから歩む道を見守りたいなと思いました
p.s.2020年、来日公演を行うそうです!
おわり。